「肉離れ」を引き起こす要因には、筋肉の柔軟性不足や筋力不足、疲労感などの体調不良、体内の電解質バランスが崩れる(電解質不均衡)などがあります。これらの要因と筋肉の急激な過収縮が重なると発症する「肉離れ」。「肉離れ」とは何なのか。また、接骨院・整骨院や整形外科でできることや、再発予防方法などをご紹介します。

「肉離れ」とは

「肉離れ」とは、自身の筋肉を急激に収縮させることにより、部分的に筋膜や筋繊維が損傷したり、断裂したりしてしまう症状のことです。気温の低下によって私たちの体温も低下し、血液の供給力は夏場に比べ落ちています。そのため、ウォーミングアップが不十分なままに運動を開始すると、急激な筋運動に見合った血液の供給が不足して、「肉離れ」を起こしやすくなります。

「肉離れ」は主に、ふくらはぎ内側や大腿部に発症します。また、急激な筋収縮を伴う陸上のスタートダッシュやバレーボールのジャンプ、テニスの切り返し動作や野球のベースランなど、走ったり飛んだりするようなスポーツは「肉離れ」を発症しやすくなります。

肉離れの症状を3段階に分けると?

1段階目は軽症で、部分的な筋線維の損傷で痛みが出ないこともあり、歩行可能です。軽症の段階では、安静にすることで症状が緩和する場合もあります。

2段階目はさらに損傷が進んだ場合で、ひどい痛みと皮下出血が発生し、自力での歩行が困難なレベル。

3段階目は、筋線維がすべて断裂され、筋膜も大きく損傷した状態で、へこみや皮下出血の症状があるレベルです。このレベルは痛みが激しく、自力で歩くことは困難になります。

整骨院・接骨院でできる「肉離れ」の症状緩和と再発予防

「肉離れ」の症状には、「肉離れ」を起こした直後の「急性期」と、23日が経過し急性期を過ぎた「慢性期」があります。「急性期」の施術はいわゆる応急処置で、一般的に「RICES処置」と呼ばれるアイシング、固定、圧迫を中心とした施術。

接骨院や整骨院では、早期に痛みを和らげるため「急性期」にしっかりとした応急処置を行ないます。一方、痛みがひいた慢性期に行なわれるのは、温熱を加えたり、マッサージしたりして症状を緩和。硬化してしまった該当部位をほぐし、離れてしまった筋線維をもとの位置に戻すため、「柔道整復師」が手技療法を中心に電気療法や温熱療法などを併用して行なうこともあります。施術期間は軽度な物で34週間、重度な物で12ヵ月程度です。

ご自身の症状に合せて、信頼できそうな整骨院を選定しておきましょう、そして早めの相談をオススメいたします。ケガをしっかり癒しながら、再発予防するように考えて下さい。